こんにちは、ワサガシです!
ロシアが急にウクライナを攻撃し始めたことで話題になってますね。
ロシアはウクライナを軍事力で支配して「言うことを聞かせるため」に攻撃しているようですが、本題とずれるので本記事ではこの内容についてはこれ以上触れません。
今回の本題はロシアがウクライナを攻撃することで「私たちの家計(生活費)に大打撃を負ってしまう」ことについて説明したいと思います。
この出来事は一見、ロシアやウクライナに住んでない方には関係のない話かのように思われますが、実は私たちにも大きく関係する話になってきます。
それはなぜなんでしょうか?内容はこれから説明するので見ていってください。
まとめた内容はこちらです。
・ロシアがウクライナを攻撃すると、なぜ家計に大打撃なのか?
・どんな製品やサービスに影響する?
ロシアがウクライナを攻撃すると、なぜ家計に大打撃なのか?
ロシアがウクライナを攻撃することで、なぜ家計に大打撃が起こってしまうのか?
それにはまずは「世界で何が起こっているのか?」を説明しなければなりません。
物事は正しい筋道があるおかげで平和な世の中は続きます。
今回、理由はどうであれロシアはウクライナへ容赦ない攻撃を続けました。
そんな秩序を正すため、軍米各国と日本はSWIFT(国際銀行間通信協会)からロシアの主要な銀行を排除しました。
これにより実質、他の国との貿易ができなくなります。
ロシアはさまざまな資源を輸出している国なので、それがストップすると各国でも影響が出てしまいます。
またロシアと同様にウクライナも資源生産している場合ではないので貿易に支障が出ると考えられます。
ロシアやウクライナで主に輸出している資源は以下のとおりです。
原油 | ロシアは世界第2位の輸出国 輸出される原油の12.5%がロシア産 |
天然ガス | ロシアは世界第1位の輸出国 日本は世界第2位の輸入国 |
小麦製品 | ロシアとウクライナで世界全体の輸出量の25%をカバー |
ヒマワリ油 | ウクライナは世界1位の輸出国 |
トウモロコシ | ウクライナは世界第4位の輸出国 日本は世界最大の輸入国 |
魚介類 | 日本の輸入カニの6割、サケ・マスの1割がロシア産 |
金属 | ロシアでパラジウムの生産量世界の4割 ロシアでアルミニウムは世界2位の輸出国 |
上記の輸出物が全て断たれる影響から、それを原料とした製品やサービスに関する値上がりが予想されています。
製品やサービスの値上がりはしますが、給与が増えるわけでないので生活する上で必要な家計を圧迫していきます。
どんな製品やサービスに影響する?
ロシアやウクライナから供給がなくなる資源についてはわかりましたが、その資源の輸出量が減ることでどんな製品やサービスに影響があるのでしょうか?
順番に見ていきましょう。
電気代・ガス代
日本国内の発電は主に火力発電が占めていて、その割合は約8割となっています。
火力発電に使っているのは原油や天然ガス、石炭などで、その資源の輸出量が減るということは電気を提供するための資源の価値が上がり、電気代が値上がりすることになります。
また都市ガスなどで提供されているガスは天然ガスや原油を資源としています。
つまり、天然ガスと石油の輸出量が減り、資源の価値が上がるためガス代も値上がりします。
早くで6月ごろから料金は上がると予想されているので、夏場のクーラーの電気代が家計を圧迫しそうですね・・・
車のガソリン代
原油の輸出量が減るため、車のガソリン代にも影響が出ます。
東京都内ではあまり縁はないかもしれませんが、地方在中の方には必需品となっている車。
その車の燃料となるガソリン代の値上がりは結構な痛手になっているようですね。
リーマンショック前の原油高の時に乗ってた50シーマの時、ガソリン代月10万いきました👼
— お馬鹿投資家 (@Og6VmIj0RiUEl2Z) March 3, 2022
ガソリン代は一番身近で本当は是非下げてほしいんですが、ロシアに利する事になるなら我慢したいです🤢
田舎は車必需品なので厳しいですよね。
ロシア絡みで原油の値段が爆上げしていると聞いたのだけれど、来週はレンタカーしてドライブの旅に行こうと思っているのになぁ。ガソリン代そんなに違うのかなぁ。ハイブリッドな車にするかな。。。
— iano (@ianoianoianoo) March 9, 2022
航空料金
飛行機の燃料のケロシンは原油を資源に作られます。
原油の輸出量が減り、飛行機の燃料も貴重になるので航空料金も値上がりします。
春から値上がりすると予想されています。
ゴールデンウィークに飛行機でお出かけする方にとっては、結構痛手になりそうですね。
ただ大抵はもう既に予約して支払い済みの方が多いと思うので、影響が出るのは夏に飛行機を利用する方の方かもしれませんね。
プラスチック製品、ポリエチレン製品
カップ麺やコンビニ・スーパーなどの弁当類、冷凍食品やゴミ袋、そしてコロナ禍で必需品となっているマスク(不織布式)などに影響が出ます。
春から10〜25%値上がりが予想されています。
小麦製品
パン、パスタ、インスタント麺などの小麦製品に影響が出ます。
輸出量が減るので価格は上がりますが、お店で提供されるものに関しては価格は変動しないお店の方が多くなるかもしれません。
ただ大体のお店は料金を高くしない代わりに量を少なくするなどで調整する可能性は高いです。
食用油
ヒマワリ油の輸出量が減るので、それを原料とした食用油も値上がりします。
ただ日本人の主流の食用油は、サラダ油でヒマワリ油はそこまで使う方は多くないと思います。
なので、ここに関しては大きな影響はないのかもしれません。
牛・豚・鶏などの肉類
牛・豚・鶏などの肉類の価格も値上がりします。
それは家畜の飼料の8割がトウモロコシでまかなわれているからです。
日本はトウモロコシは主に輸入でまかなっていて、ウクライナは世界第4位の輸出国です。
なので、これから日本国内で生産される肉類は値上がりすると考えられます。
逆にアメリカ産やオーストラリア産は比較的にそこまで値上がりはしないかもしれませんね。
影響が出るのは秋ごろで5〜10%の値上がりが予想されています。
カニなどの魚介類
日本はカニの輸入の6割をロシアに頼っています。
こちらは春から10〜20%値上がりしていくと予想されていますが、時期的にカニを食べる時期というわけでもなさそうなので影響はあまり大きくはなさそうですね。
またサケ・マスについては輸入の1割をロシアに頼っていますが、こちらも大きくは影響はないでしょう。
アルミホイル・家電製品
アルミホイルはロシアの輸出量が世界2位で、春から5%の値上がりが予想されています。
またロシアはパラジウムという資源の輸出量が世界の40%を占めています。
パラジウムとは、車や電子機器などの部品に使われる資源です。
プラチナなどで代替できるようですが、パラジウムは安価なため大々的に使われているようですね。
皆さんの身近な電子機器で言うとiPhoneなどのスマホにもパラジウムが使われます。
ロシアの輸出停止により、生産が遅れたりなどの可能性は出てきそうですね。
家電製品全般的に影響が出るそうで、6月ごろから10%ほど値上がりが予想されています。
まとめ
ロシアが仕掛けたウクライナへの攻撃、それを見た各国はロシアへ制裁を加えました。
ロシアは制裁のせいで貿易が出来なくなりましたが、それにより経済的ダメージを受けたのはロシアだけでなく私たちの住む日本でも同様でした。
コロナ禍でただでさえ落ち悩む経済事情に加え、ロシアの輸出量減によってさらに経済は落ち込むでしょう。
それを考えると、かなり大きな痛手になりそうです。
今年しばらくは、あまり贅沢なお金の使い方は控えた方が良いのかもしれませんね。
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