こんにちは、ワサガシです。
世界初でブタの心臓移植をした男性の話をご存知でしょうか?
一時期ニュースで取り上げられ、臓器提供不足の解消になるということで世間では騒がれていました。
しかしそんな嬉しいニュースとは一変し、世界初のブタの心臓移植をした男性が2022年3月8日に亡くなってしまいました。
やはりブタの心臓移植は無理だったのでしょうか?
今回はなぜ男性は死んで心臓移植が失敗した理由や手術に問題はなかったのか?などを調べていきたいと思います。
まとめた内容はこちらです。
・世界初のブタの心臓移植の内容とは?
・世界初のブタの心臓移植を受けた男性について
・世界初のブタの心臓移植した後に男性が死亡した理由とは?
世界初のブタの心臓移植の内容とは?
手術はアメリカのメリーランド大学病院で行われました。
患者は末期の心臓病を患っている男性の57歳で、名前はデービッド・ベネットです。
世界初のブタの心臓移植ということで世界的に注目されました。
2016年には日本でもブタの細胞移植については厚生労働省から容認が出ていました。
日本ではブタの膵臓の細胞を取り出し、糖尿病患者へ移植する内容で研究が行われていました。
それにより細胞がインスリンを分泌し、患者の血糖値を下げる効果を期待した研究だそうです。
これまではブタの臓器移植については感染症のリスクから認められなかったのですが、そのリスクは避けられることが海外の先行事例で明らかになり、日本でも研究が進められたようです。
世界中の研究者がさまざまな実験を進め、そしてついにアメリカで実際にブタの心臓移植を成功させたということですね。
それから2週間経ちましたが、男性の状態は安定していて特に拒絶反応もなく、世間では「ブタの心臓移植は無事成功した」と広く報道されていました。
世界的に臓器提供を必要としている患者は多く、提供してくれる方は足りていません。
そんな中、ブタの心臓の移植が成功したというニュースは技術的に大きな躍進になると騒がれていました。
世界初のブタの心臓移植を受けた男性について
ブタの心臓移植を受けた男性のデービッド・ベネットさんは、実は過去に人を殺してしまった前科があります。
彼、ベネットさんが世界初の豚の心臓移植を受けたことがニュースで明るみになった後に被害者の家族からメディアに連絡があったそうです。
その内容については詳しくまとめてあるので、こちらをご覧ください。
世界初のブタの心臓移植した後に男性が死亡した理由とは?
男性は心臓移植後の2ヶ月後に亡くなってしまいました。
今の所まだ死亡してしまった理由はわかっていません。
今のところ考えられる死因は以下の通りです。
- 手術に欠陥があった
- 手術は無事に終えたが、豚の臓器に拒否反応が出てしまった
- 豚の臓器は短命だった
手術に欠陥があった
ありえないとも考えられますが、世界的に注目されていたニュースだったので信用の問題のため、隠蔽した可能性は無くはないと思います。
手術は無事に終えたが、豚の臓器に拒否反応が出てしまった
人間同士の臓器移植でも拒否反応が出てしまうくらいなので、豚の臓器移植では当然ですが拒否反応が出てしまいます。
そのため今回の心臓移植では、拒絶反応が出そうな遺伝子を取り除くことによって移植を可能にしました。
しかし、それが十分でなかったか?それとも想定外の拒絶反応の出る遺伝子が存在した可能性は考えられると思います。
豚の臓器は短命だった
報道でも話している通り、豚の臓器がいつまで保つかは不明だったようです。
「豚の寿命くらいは10〜15年だとすると、そのくらいに交換することになるのでは?」とネットでも噂されていましたが、世間や手術に関わった人たちが思っていた以上に移植した豚の心臓が短命だった可能性もありうるでしょう。
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