1級マグロ解体師の資格を持つ芸能人は２人！その内の１人は女性だった！？マグロ解体師の資格で何が出来るのか？

日本に存在する資格の中でも最難関と言われる資格に「1級マグロ解体師」というものがあります。
日本で持っている人は10人という驚異的な数の少なさであり、そのうちの２人が芸能人というのが驚きですね。

今回は、この２人の芸能人が誰なのか、非常に気になったので調べてみました。
またマグロ解体師についても、あまり知識がない方が多そうだったのでまとめました。
皆さんも一緒に確認していきましょう！

マグロ解体師の資格とは？

マグロ解体師とは1級〜3級まで階級があり、それぞれ出来ることが異なります。

１級については資格を持つと、「マグロ解体職人や寿司職人としてマグロを解体出来ます」と証明する権利を持つことができます。
これは２級も同じことなのですが、１級では口上を立てることが出来るという点で少し違いがあるみたいですね。

口上とは動画のようにマグロ解体に対する実況のようなもののようです。
３級はこの口上のみが行える資格のようですね。

では日々食べているマグロは数少ない、この解体師の資格を持つ人たちによってさばかれているのと思いきやそうではなく、そもそもこの資格が無いとマグロを解体してはダメというわけではないようなのです。

スーパーなどでも解体ショーをやっている現場を見たことがある方もいると思いますが、
全員がこの資格を持っているわけではありません。

では、このマグロ解体師の資格はなんのためにあるのでしょうか？

マグロ解体師の資格が存在する理由とは？

今までも『マグロ解体師』の資格が存在する以前から、マグロの解体は行われてきました。
マグロ解体師の資格は、一般社団法人全国鮪解体師協会（JADT）によって公認されるのですが、JADTが設立されたのは2009年で、それ以前もマグロは食べられていたので当然ですね。

実はマグロ解体師の資格とはマグロの解体に対するものではなく、『マグロ解体ショー』のために存在するようなのです。

例えば、マグロ解体ショーを祝賀会などといったイベントで行うケースです。
こういったケースの時、何を基準に決めればよいかわかりませんよね。

マグロの品質や価格もそうですが、衛生面など心配です。
また、こういっためでたい席で行うマグロ解体ショーであれば、
職人が黙々とさばくだけでショーとして盛り上がらなければ意味がないです。

そんな時にJADT公認のマグロ解体師資格が良い基準になるわけです。

こちらの動画ではJADT公認のマグロ解体師のツナキングさんが実際にマグロをさばいている様子のようです。
凄い盛り上がりですね！

ツナキングさんは年収2000万円をこのマグロ解体師の仕事で稼いでいるらしく、２時間あたり10万円ほどのギャラをもらえるそうです。
マグロ解体師のみのギャラでそのくらいかかるので、実際にマグロ解体ショーをすると物凄い金額になりそうですが、それだけの金額を払う価値がありそうです。
マグロ選びもしてくれるので、他ではなかなか味わえないような絶品なマグロを楽しむことができそうですしね。

1級マグロ解体師を持つ芸能人

ここまででマグロ解体師の資格については理解が深まったと思います。
マグロ解体師とはいわゆるエンターテイナーとしての資格であると同時に、マグロについての知識、解体技術を兼ね備えたことを証明する資格のようです。

ここまで見るとかなり芸能人向けと思いますが、この資格を持つのは２人のみです。
誰が持っているのか順番に紹介していきましょう！

キスマイ・横尾渉

横尾渉さんはジャニーズ事務所の７人組アイドルグループ『Kis-My-Ft2』（愛称はキスマイ）のメンバーです。
元々、横尾渉さんは料理上手で知られていて、番組でその腕を披露するなどしていたようです。

マグロ解体師に興味を持ち始めてから２ヶ月間の訓練を乗り越えて、2017年3月に試験に挑むも「口上に魂が感じられない」という理由で不合格。
その後もチャンレンジした結果、１級マグロ解体師の資格を取得することは出来たそうです。

しかし、横尾さんの合格は条件付きだそうで「技術が達しているが、１人でショーを行う経験をしていないため、しばらくの間は１級の解体師、立ち会いの下でショーを行う」という条件が課せられました。

アンジュルム・川村文乃

川村文乃さんはアイドルグループの『アンジュルム』のメンバーです。
元々、川村文乃さんはカツオをさばけるアイドルとして名を知られていて、本人いわく「魚は食べるより、さばく方が好き」だそうです。

驚くべきなのはこの超最難関の１級マグロ解体師の資格取得者は全10人のうち女性は川村文乃さんが初だということです

小さい頃から地元で魚のPRをする仕事をしていたそうで、魚市場やスーパーで歌うことも多かったとか。
マグロ解体ショーもよく見ていたこともあり、「いつか私もやってみたいな」と思っていたそうです。

まとめ

これまでの内容をまとめです。

• マグロ解体師の資格は、１級から３級まである
• ２級はマグロ解体ができ、３級はマグロの解体に対する口上ができ、１級はマグロ解体、口上どちらも行える
• １級マグロ解体師は日本全国でわずか１０人しか資格の保有者がいない
• マグロ解体師の資格は、マグロ解体ショーの業者を選ぶ基準に使われる
• マグロ解体師の仕事のみで年収2000万も稼いでいる人もいる
• キスマイ・横尾渉は１度は不合格になったが、その後１級マグロ解体師を取得した（条件付きで）
• アンジュルム・川村文乃は女性初で１級マグロ解体師を取得した

マグロ解体師はどちらかというとエンターテイナーのための資格にも思えるので、
今後は芸能人やYoutuberの取得者が増えていきそうな予感がしますね。